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 20190915
金澤宏紀展

来月4日から開催する金澤宏紀さんの2回目の展示。今回は金澤さんの作品に色濃くみられる造形・マテリアルにスポットを当てご紹介したいと思っています。食器や花器をメインに制作されていますが金澤さんが仕上げる作品にはどうもその境界をはみ出してしまうような面白さがあって、今回丸の内店で行う二回目の展示ではこのスカッと抜けた空間にどう映えるかが楽しみであり見どころであるかなと。実用でも飾り物でも捉え方、受け入れ方は自由なので金澤作品の発想を少しでも柔らかく広げてご紹介する予定です。今回新たに壁をしつらえられる作品も考案中との一報も入り、ますます楽しみ。

 20190909
ミニマム茶会

即席で開かれた可愛いお茶会。とっても小ぶりな茶器と急須にあわせて京都土産に頂いた金平糖を即席でタイの小皿に。台はアメリカのスツールが大きさもぴったりはまっていました。それを大人三人で囲む。茶箱だって仕覆だって今に合ったやり方で、を遂行している粋な人。ふらりと訪れては毎度こうしたワクワクを届けてくださいます。あー楽しかった。

 20190821
白磁のドラ鉢

艶のあるドラ鉢にガラスの片口を花器にみたてて花を添えるだけで生き生きとした。ほんとうは石でとめてドラ鉢の中で花を自立させてみたかったけどさっと添えるだけでも場が華やいで嬉しくて何度ものぞき込む。金澤さんのドラ鉢は去年の展示の時にいくつか並べさせてもらってこの一年でまたさらにパワーを増してるような気がする。と思うのはわたしのしてみたい、事が増えていることも関係している気がする。横に茶道具があるとまた見え方も変わるでしょう〜。金澤さんのいい仕事が惹き立ってる。
10月初めには丸の内店で金澤宏紀展を行います。今回はしっかりとテーマを分けてイロイロな方向・角度から金澤さんの"仕事"が見られたら面白いなと。近々形にしたものをお披露目します。

金澤宏紀 白磁ドラ鉢

余談
車で1時間近く運転するのが久々だった今日。ハマっている笑い飯哲夫さんの仏教ラジオの取り溜め分を連続で聞いて気持ち穏やかになれた。今一番の癒し効果があるかもしれない。

 20190817
COLLECTION221展終わりました

お盆中に開催していたCOLLECTION221の展示も無事に終わりました。物好きの集う怒涛の5日間。夏真っ盛りのあつーい時期に熱のある人たちが集う様子はとても楽しくありました。結局わたしは一日しか在店出来ませんでしたがそれでもしっかり感じ取れたほど。毎日のように目まぐるしくディスプレイが変わり物が動きとしている躍動感は中々に感じ取れないような気がします。その中に静かな空間を作ったのも良かった。思い返せば双方が活きていたなあ。本当に少ない日数で集中的にしか開けていない万富店ですが毎回あたらしい発見と期待がみえます。また次回が楽しみ。

 20190810
弥生土器に花生け

小ぶりでぷっくりとした弥生土器 花を添えるとより活きてきました。
土に水がしみてくると表情も変わりますがそれもまた良し。
土器に花生けハマりそう...

弥生土器   30,000円

 20190805
白い箱もの

表町内で代々続いている和紙屋"わがみやうめだ"の店主梅田さんとの共作で出来上がった白い箱。角のとれたまるいフォルムに白い和紙が継ぎになっているデザイン。それぞれにゆるやかな角型の白磁や白いポジャギを思わせるようなイメージに。元々の着想は骨董品をおさめている共箱(ともばこ)でした。梅田さんが以前から作られていた箱物ともピントが合い思い描くものを形にしてもらい出来上がりました。箱物として収納にはもちろんお店ではインテリアにも溶け込ませてみたりしてます。楽しいですよ〜

白い箱   2,000円

 20190803
倉敷へ

先日の火曜日おそろしい猛暑の中倉敷へ。汗だくだくになりながらの打ち合わせ。立派な建物の中、目の前に広がる庭園を堪能しながら縁を繋いでくれた萬やのゆきの瀬里奈さんをお呼びして花生けやお茶の時間を楽しませてもらいました。ほんとうに贅沢な時間だった。この場所を生かしながらお店の枠を飛び出したことがしてみたい。今回も勘と好奇心をたよりに動き進めることとなりそうです。

 20190726
瞬間的で好きなものごと

知り合いの方のギャラリーにお邪魔した時店内に入った瞬間から甘いながらも渋みのある線香の香りが充満していてすごく気持ちが高揚したのを覚えてる。そのお線香は帰り際に頂いて帰って今も時たまお店で焚いてみているけど最近ふと気づいたことがあって、一本燃焼し終わる時ほんの一瞬だけど香り方が違うものになる。それまでは甘さと渋さが相まって重厚感のある香りが続き、本当に最後の最後燃焼し終わる直前に急いだみたいにすっきりとしたスモーキーな香りがさっと出てきて消える。ここ最近はカウンターの上で焚くことが多いから余計に感じ取ることが出来たんだろうけど何とも癖になるスモーキーさが感覚から離れない...瞬間的で好きなもの でいえば落語家志の輔さんの枕(本題に入る前の小話)から本題に入る時の切り替えもとても好き。一瞬の事過ぎて呆気にとられるほどの瞬間技、のように私は思います。色んな噺家さんがいてそれぞれに切り替え方にも個性が出ているんでしょうけど志の輔さんの切り替え方は世間話から一気に物語の方へ引き込んでいくのが圧巻だなあと。毎回聞く度にこの切り替えはまだかまだかと楽しみにしているポイント。
お店でも目で見て瞬間的に好きになる箇所がいくつかあります。配置変えをするたびに見えてくるから面白い。写真の二つの箇所も今とても好きだなあ。

 20190722
素材違いの織物

店内で電話をしながら和田さんのメッシュの作品をまじまじ眺めていたら横のメッシュ地のカーテンとシンクロするものがあって思わぬ発見だった。たぶん意図せずここにしつらえたはず。あとからシンクロする物や事を発見することもしばしばあります。その度にその物のあたらしい面が見えたようで気持ちうれしい。和田さんが前にこの作品を作る時にメッシュが縦糸・緯糸に見えてそこから少しずつ手を加えていくから中島みゆきの"糸"が延々と頭を流れていたとお話してました。あ、今"わたし"抜いてる..みたいな。インドの布物に少しずつ手を加えていますがそれが今まさに私の心情。経糸・緯糸と延々格闘しております。和田さんの作品制作の時のようにわたしの頭の中も"糸"が延々と流れています。和田さんの手によって綺麗に仕立てられた織物のような作品は店内に、インド布物は徐々にストールに形を変えてお店に並びます。

和田朋子 Mesh Works

 20190721
朝顔の禅画

夏到来のじめっとむしっとしたこの感じ。目から涼をということで店内に置いている本の禅画のページも朝顔の図を開いてみました。朝顔って夏の花だと思ってましたが実際季語に使われているのは秋だったりして驚き。旧暦でそのようにずれているみたいですね。(ちなみに七夕も秋の季語!)前に借りていた本で江戸時代の商売の色々を取りまとめている本がありましたがそこに"朝顔売り"という商売についても書かれていて文字通り朝顔を売り歩く商売人のこと。当時は天秤に朝顔の苗をいっぱい乗せて独特の掛け声で朝顔を売っていたそう。竹や〜竿だけ〜のような?江戸時代の商売はアイディアの宝庫のような気がしてこの本は読み進めて面白かった。それに何でもあり。求められるものが何でも商売につながった面白い時代ですよね。朝顔もきっとそうなんだろうな。店内でベストオブ朝顔な花器をあげるとしたら林さんの銀彩花器かな。小さな口から朝顔のあでやかな青い花とひょろっとしたつるがのびる様がシルバーにとても映えそう。高い位置から垂れ下がるようなしつらえで。とイメージ膨らませていたら今すぐ手元に朝顔が欲しくなってしまった..このご時世に朝顔売りが練り歩いてくれてたら一瞬でそのイメージが叶うのに。そんな風にひとはいつだって我儘^^;

林志保 銀彩花器