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 20200325
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 20190930
三重・滋賀出張 2

窯焚き最終日、しかも最後の大焚べにタイミングよくお邪魔できることに。田中敬史さん手製の窯は以前から見させてもらっていたけどこうして稼働しているところを見るのは今回が初めて。見上げればすぐ裏には山。そのふもとの芝がしげる見晴らしの良い場所で器用な田中さんが組み立てた屋根の骨組みの中にある窯、その隙間から静かに炎が覗く。まわりが穏やかな場所だからか窯焚き中炎が覗く瞬間もこんなに静かなの?と思うくらい。丁度到着して3,40分程経った頃に最後の大焚べ。奥から順に薪が投入されていく。最後まで薪がくべられると行き場を失った炎が上からも噴き出していく。その数秒間の光景が非現実的でうつくしいなと思った。炎をずっと見ていられるのは太古から根付く気持ちが掻き立てられるからでしょうか。田中さんの作る焼き物の数は毎度すごい量。今回も作り過ぎたと言われていて窯に入れられなかったものはいつも違う場所に保管しているそう。でも結局次の時にはまた新しく作りたくなって前のを戻してそこから新しく作りなおして...と話されるその精神に毎度ワクワクさせられている。

 20190924
三重・滋賀出張 1

三重・滋賀への出張は毎回突然に決まる。今回もひとつ気にかかる事柄から見事にすべてのタイミングに繋がって行くなら今、と急遽4日前に決定。そして毎度の事1日だけの弾丸出張。
約半年ぶりに訪れた安永さんの工房は台風の影響もあってか竹達がワサワサと音を立てて飲み込みそうな中に位置してて(なんと工房の一角では竹が一本突き抜けていた)入り口にはお手製の引っ掛け網戸。その奥からあらわれる安永さん。この半年の間にも表現の幅が広がりより可能性を見出されたようでその場にあった作品にも、何より安永さんの活き活きと話す姿にも感じ取ることができて私の核の部分も揺さぶられた。作品は格段にパワーを増していた。多分そこに安永さんの好奇心の精神がより乗っかっているんじゃないかなと思う。これから行おうとされてることも嬉しそうに話してくださった。作品を世に出すまでに関わる人達が少し嬉しくなれる作品が出来たら。と話されてたのが記憶に残ってる。少しという表現も安永さんらしくていいなと思った。

 20190915
金澤宏紀展

来月4日から開催する金澤宏紀さんの2回目の展示。今回は金澤さんの作品に色濃くみられる造形・マテリアルにスポットを当てご紹介したいと思っています。食器や花器をメインに制作されていますが金澤さんが仕上げる作品にはどうもその境界をはみ出してしまうような面白さがあって、今回丸の内店で行う二回目の展示ではこのスカッと抜けた空間にどう映えるかが楽しみであり見どころであるかなと。実用でも飾り物でも捉え方、受け入れ方は自由なので金澤作品の発想を少しでも柔らかく広げてご紹介する予定です。今回新たに壁をしつらえられる作品も考案中との一報も入り、ますます楽しみ。

 20190909
ミニマム茶会

即席で開かれた可愛いお茶会。とっても小ぶりな茶器と急須にあわせて京都土産に頂いた金平糖を即席でタイの小皿に。台はアメリカのスツールが大きさもぴったりはまっていました。それを大人三人で囲む。茶箱だって仕覆だって今に合ったやり方で、を遂行している粋な人。ふらりと訪れては毎度こうしたワクワクを届けてくださいます。あー楽しかった。