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 20200123
実験的空薫 vol.2

実験的空薫 其の二
田中さんの小さな馬上杯を香炉に見立てて、甘めの沈香・輪切りにした白檀を少量ずつ今回は5:5の割合で。まずは沈香がブクブクと泡をたてながら燃えていき(泡はいい沈水香木の証だそう...!)近づけすぎた為もくもくと煙が。個人的には煙が出るような野性的な燃え方は好きです。煙が出ている間濃厚な沈香の甘美な香りが漂い、それからしばらくすると自然に白檀のスッキリとした甘みに変わる。その後はそれの繰り返しで沈香が顔を出せばしばらくして白檀も顔を出す。双方の甘みが良いバランスとなったのかも。ある程度焚き終わり炭の熱が下がっていく途中の残り香はなんともまた違う香り!温かさのある穏やかな、懐かしいような香りがしてました。小さい香炉だから広がりはどうかなと思ってましたが、焚き終わり後の空間には甘い香りが充満していました〜。
前回の実験的空薫  

香炉|田中敬史 馬上杯 →
香木|東京香堂 沈香 →

 20200122
物 物 物

三者三様。時代はバラバラ。用途もさまざま。まとめる必要もありません。
純粋に楽しんだもの勝ちなんでしょうね。

石原祥充 炭化焼成花器 / 剣先コップ 大正-昭和時代 / イギリス ジョウゴ

 20200121
Diary

今日がカラッと晴れた天気だった分、予報では明日から雨続きと知り気持ちが縮こまりそう。普段慣れていない分めっぽう雨降りには弱いですが何事も気の持ちようだし、と縮こまりかけた気持ちも奮い立たせてみるとします。店内は雨にも風にも暗い空気にも負ケズ、目を楽しませてくれるもので溢れてます。近頃布物を見に来てくださる方も増えました。出先で思いがけない出会い方をすること度々ありますが布物も特にそう。なので面白いものと出会ってもらえることと思います。写真は店中央にある座卓を上から。小さなものもパワーを持ちます。

 20200119
ヒムカシのデニムパンツ


 

デニムパンツの見た目そのままに驚くほどの軽さと動きやすさ。糸を柔らかくする工程を整理加工で経て作られるデニムのパンツ。この工程を突き詰めてこそ生まれるヒムカシデニムのオモシロさ。ヒモやセルビッチに同じ赤色があしらわれているのも遊び心のひとつですね。着用するとこの快適さから離れられない...散々履きつぶされてきたものだからこそ、こんなの欲しかった!の一つに間違いなく当てはまるのではないでしょうか。

ヒムカシ JU-DOデニムパンツ →

 20200117
ヴィンテージポジャギ

日に透かすとステンドグラスのように色めく韓国のヴィンテージポジャギ。目に入ると気分の上がる色合わせ。真ん中にギュギュっと縫い込まれた色物と周りを囲む白地との余白もいい〜バランス。思えば布物の楽しみと興味を広げ始めた頃に出会ったポジャギ。ちょうど丸の内店オープン直前だったので約一年が経った今現在かなり布物増えました〜。実用だけでなく手にしておきたいもの、の一つであるポジャギは手にした後も絶妙に興味心をくすぐってくれることと思います。

ヴィンテージポジャギ →

 20200115
宗田さんのアトリエのこと

昔ながらの日本家屋の屋根裏みたいな場所に作られた宗田さんのアトリエ。先日は夜にお邪魔してきました。わずかなライトだけで照らし出されたアトリエにぼんやり浮かぶ作品群はわたしが前に訪れた去年の11月から2ヵ月そこそこの間でガラっと様変わりしてた。毎回訪れる度に新しい"絵"もあれば"キャンバス"もある。宗田さんの作品の場合俗にいう"キャンバス"の枠も飛び越えちゃってて段ボールの時もあれば枕木の時も建具の時もある。今、そこにあるものに宗田さんの絵が乗っかっていってる感じ。今回は和紙に絵が乗っかっていた。ライトにかざすと色が透けてその様子がとても良くて、また話もアイディアも広がった。

 20200114
ヒムカシ綿靴下

ヒムカシ靴下、2020年春夏仕様が届きました。二色構成の楽しいカラーリングはもちろんの事、靴下にあると嬉しい機能的要素もオールクリア。オシャレも楽しめて且つ機能性も抜群という靴下は毎回リピーターを増やし続けています。
元々服作りから始まったヒムカシの製品は今や靴下・眼鏡・靴とジャンルを超えて広がりつつありますがやっぱり根底に根付いていることはどれも同じ。トライ&エラーを繰り返した上でしっかりと着地した製品作りを行ってきたからこその製品の説得力が垣間見れるような。その思惑は服であっても靴下であっても同じ。それを知るのはやっぱり体感する他ないなと思うのです。ヒムカシの春夏服の展示も2月末より行います。

ヒムカシ靴下 →

 20200108
200年前のインド更紗

ここらでお開き、赤絵コレクションのご紹介。最後は19世紀のインド更紗を。3m超えの大判の更紗にびっしりと描かれたセメン模様。鳥・花・つたなどが描かれ生命色溢れる模様が布の終わりまで続いています。セメンという模様は若芽や発芽という意味をもつそうでヒンドゥーやジャワの世界観を表しているそう。なんとも幸先の良い絵柄。新春にもふさわしい気分を高揚とさせる華やかさがあります。こうした更紗との出会いが土物・民芸物・各国の物など枠組みを超えてキュッと引き締めてくれる。ここ最近風土の面白みもより感じるようになりました。改めて二〇二〇年もどうぞよろしくお願いいたします。

インド更紗 19世紀 →

 20200106
伊万里の赤絵水滴

今日も引き続き赤絵コレクションからのご紹介。水辺に浮かぶ花の様な情景が描かれた角型の水滴。古伊万里の江戸期頃の物かと思われます。色使い・描かれた模様もどこか抜けのある表情。こういう肩肘張らない感じいいですよね〜ほっと和みます。書を書く際の書道具として使われてきた角型の水滴。この赤絵水滴もそうだとすればどんな書が出来上がっていたのでしょうか、乙女心に気になるところです。

伊万里 赤絵水滴 →

 20200105
モン族(ミャオ族)のハギレ

昨日に引き続き赤絵コレクションから民族衣装のハギレをご紹介。中国南部からベトナムにかけての山岳地帯に暮らすモン族(またはミャオ族)の上着の襟部分だと思われる色鮮やかなハギレ。小花を模したような細かなクロスステッチとその上に大きくクロスされた毛糸のポンポン。周りを囲む縁取り部分の色はいい抜け具合。目に嬉し、楽しな色使いのハギレは壁の余白を生かしながらこのまま飾り立てるとほんとうによく映えます。

モン族(ミャオ族) 民族衣装のハギレ →