2019年03月11日
熊本・天草・北九州へ

岡山から西へ西へ。約2年ぶりの九州へ行ってきました。各地で人と会う約束をしていたのでほんとうにあっという間の一泊二日。ゆっくり二泊はしたいところを泣く泣く断念したものです。熊本では今回の旅のきっかけになった田尻さんの絵の展示を。はるばる熊本から電車・バスを乗り継いで万富店まで来てくださった(!)頃から1年が経ったとき、仕事の傍ら描き続けている絵の展示をするという話を聞いて、今回の旅を企画。その時点で田尻さんの描く絵を知ったわけでも見たわけでもなく。人から物につながるワクワク・ドキドキ感を楽しみに熊本まで。なので色々な空想・想像が出来上がってましたがいい意味裏切られ、大らかながら物をしっかりと捉えた油絵はどれも惹かれるものでした〜。お気に入りが数多くありいくつかは丸の内のお店へ持ち帰ってます。良い出会いだった。

Konishi Konomi
 2019年03月02日
一日県北へ

先日の店休日に思い立って県北へ。前々から気になっていた禅寺の毎来寺にも行けました。着いた瞬間からポツポツ目に入ってくる石や木の彫り物。中に踏み入れば気さくな住職さんと無数の版画。どことなくマッチしていそうでしていない、ザワザワと興味をくすぐられる感覚が堪らない空間でした〜
別の場所では芹沢銈介の版画といい出会い。
版画・しつらえ・人柄に多方面から触れられたいい一日。

Konishi Konomi
 2019年02月16日
和田朋子さんのアートピース

和田さんの展示が終わり店内は以前のお店に戻りました。展示前・後だと空気が違うように感じるのは気のせいだけではないんだろうなと思ったり。丸の内店での初めての展示は、お店で行う初めてのアート作品の展示。満ち満ちた展示となり作品空間ともに日に日に溶け合うようでした。この場所で良かったと改めて思い噛みしめてます。
和田さんの作品はいくつかそのままお店に残しています。メッシュ作品もガラス作品も、お店の空気を吸収させながらあわせてみたかった物や場所に点在させるとまた違う顔が見えてくる。古くからのしつらえに近いものを感じながら点在する和田さんの作品も引き続きお楽しみくださいね

Konishi Konomi
 2019年01月24日
ヒムカシの冬靴下

見てるだけで楽しい配色、悩ましいカラー。通年ヒムカシ靴下にお世話になってますが今年の冬に出来上がった靴下は去年の物よりさらにぎゅっと目が詰まり、見た目は夏の綿靴下と大差なく一層スッキリ。素材は変わらず毛を使用してるので暖かさはそのまま。毎回一本の糸から靴下の全体像(カラー)を決めてるそうなので絶妙に色の感じが変わるのも実は楽しみの一つになってます。
この色合わせを見てると折型にも通じていくかもと想像が膨らみます。糸や布と紙物を直線上に捉えてみたい。こういった事も少しずつ興味を形にしていけたらと思います。

ヒムカシ靴下  2,160円

Konishi Konomi
 2019年01月19日
趣味の広がり

表すのにピッタリな言葉があったなぁと思う程、落語に"心酔"。文字通り、落語を聞けば聞くほど気持ちが脳内が酔いしれていくのがわかるような。落語にはまるきっかけをくれた方も今思えばそんなような目をしてたな〜。とりわけ噺家に詳しいわけでもないし、通な聞き方を知っているのかと言えばそうでもないし。そういう諸々を取っ払って触れたときにいつも思う、うすーい固定観念が勝手に分厚ーい膜のように蓋をし覆いきってしまっていたんだな〜と。興味だけでそこに踏み込んでしまったけれどまた一つ楽しみの幅が増えたということで。落語を一通り聞き終わった時の感覚は映画のエンドロールをボーっと眺めている感覚に近いように思うのだけど。余韻に浸りながらオチの部分を何度も脳内で巻き戻してみたり。今の感覚で十分に面白い。特によく聞くのは江戸落語。時代背景、物の扱われ方、人情などなど知り得なかったことがこんなところで楽しみながら聞けるのね、という感じに。聞きながらへぇ〜なんてこともしょっちゅう。物を扱う者としてはそこもまた楽しいのです。

Konishi Konomi
 2019年01月17日
東洋モノ

ここのところ東洋物に心惹かれてます。以前から惹かれる古物の中には東洋物が主軸のようにあって、お店を作り上げてきたものの中にもそっといくつかありましたが、それがちゃんと根を張ってきたというか私たちの根本なのだなと気づかされたというか。面白いほどに興味ある事柄の原点がそこに結びついてきて、自分たちの中で間違いのないものが確実に手中に(店内に)集まってきています。その中で徐々に集まってきた中国色絵の香合と猿投の焼き物。どちらも一見焼き物の風合いとしては相反しているのに、例えばお茶や香りものを通してみた時に馴染み合う想像が出来る。互いに相反した見た目・質感でも言い表せない品の良さが物々を受け入れ・結び付ける働きをしているような。なぞっても真似の出来ない品の良さは東洋物に惹かれる大きな魅力の一つに思います。そういう意味では利休の見ていた世界・物選びにも通ずるものがあるようですね。
(写真上)中国色絵香合 30,000円
(写真下)猿投山茶碗 10,000円

Konishi Konomi
 2019年01月10日
インドの布モノ

アジアの古布を集約した本を見ていて発見したゆるやかな刺繍が施されたカンタ。(写真一枚目)噂に聞く出来事なんかを記録するように刺繍したりもするらしく、その中に空想も交えながら刺し進めていくそう。絵からも物語っているけど本当に大らかだなあ。大勢の方が口を揃えて言うように、こういう頭の柔らかさに到底敵わないなと思うのです。最近また頭がキューっと締め付けられていた。そうなるとそれに伴い視界もどんどん狭くなり考えも一辺倒になり同じ事の中でぐるぐる彷徨うだけのような。そうなる時に目の前の"物達"や未知の詰まった文献・本はそこからひょいっと軽やかな方向へと転換させてくれますね。結局は物に助けられているなあとしみじみ思うのです。(写真二枚目:店内のフルカリ/インド パンジャーブ地方)

Konishi Konomi
 2019年01月07日
和田朋子展

沸々と構想を練っていた和田さんのアートピースの展開をお店で実現したくて声をかけさせてもらったのがちょうど一年前の年末。その頃和田さんと相方の高橋さんとで立ち上げたブランド"TOUMEI"からは照明の展開も始めたばかり。どちらも気になっていたし、当初考えていた万富の店では点在する空間に作品も照明も合う確信があったのでどちらもお願いして作品の展示と照明の受注会を兼ねました。そしたらあれよあれよと一年後(現在)。思いがけず出会った建物でお店を始めることとなり、物もほとんど移して商店として作り上げました。和田さんの展示はそのまま万富で、と考えていましたが丸の内の店舗を作り上げていくうちに外から覗く店内の一角がとても綺麗に映えている事に気づき、ガラス作品があの空間に散りばめられてたら...と妄想しだすと止まらなくなり。紆余曲折経て丸の内店にて2月1日(金曜日)より開催する運びとなりました。気づけば一ヵ月を切り、一年間色々な場面を想像していたものがいよいよ、と思うと不安やら心配やらはありますが純粋に楽しみです。描いていた空間は変われど、その空間を箱としてみなすなら中に散りばめられる意向は変わらないかと。和田さんのガラスの箱と空間の箱に点在する間や意匠を楽しんで頂ける展示にしたいと思っています。


Tomoko Wada solo exhibition - Stuructures -
2019年2月1日(金)−11日(月・祝)
12:00-18:00 会期中無休

Konishi Konomi
 2019年01月05日
お正月紀行


今年の正月は程よく忙しく動けて良かった。2日は福山3日は京都へ。寺 禅画 見立て 庭 湯豆腐 温泉 茶室 掛け軸。気になる物・事をこの機会に存分に味わおうと見回ってきました。福山は一件だけ、去年も同じ日に訪問してました。山の中にある禅寺でもてなしがとても良いのです。今回は温泉・湯豆腐を目的に。そもそも禅に興味を持ちだしたのは名古屋で行われていた展示がきっかけで、そこでテーマとされていた"〇△☐"様々な解釈があるようですが本当の意味はよく分かっていないそうで。その時に"〇△☐"はこの人が有名なのよ、と書家の方に教えて頂いた仙(せんがい)の人柄にぐっと惹かれたのが大きくて。まるで知り合いを紹介して下さるかのように楽しそうに仙僂凌佑箸覆蠅砲弔い洞気┐堂爾気蠅佞鵑佞鵑畔垢い燭里舛垢阿膨瓦戮董元々知っていた白隠につながり禅語につながり禅寺につながり、行きたい禅寺をマップ上でチェックし...のようにして行きたいところも増え、知りたい事も増え。禅そのものの教えに興味が湧きそれは今でもずっと変わらず。そこに色々の応えがあるような気がしているのです。単純に共感でき落ち着ける作用も大きいのかも。とはいいつつまだまだ知らないことだらけ。勉強勉強。

Konishi Konomi
 2018年12月30日
2018/12/30

本日仕事納め。文字通りには納まらず...今年後半は頭の中がまさに師走状態で駆けていったような気がします。でもまだまだ本当の駆け込みには到達していないかな。甘えず鞭を打たなきゃ。去年暮れに頭を巡らせていた深めていきたいことは、今年に入りぐんと吸収してきた気がする。香の事・茶事・芸事・芸道具を中心に落語まで。今思い返せばそれぞれにキーパーソンがいて、そのおかげで今年は様々な分野へ足を踏み込んだような。しみじみ有難いなぁ。あれこれ幅の効いてきた興味事に関することが今、内々から込み上げてくる楽しさがあって。不思議とそういうものって今まで見てきた・感じてきたものと繋がっていくんですよね。身震いを起こすような繋がり。来年の目標はその共感者を数珠つなぎに増やしていくこととしようか。

Konishi Konomi